１２月

         最初に戻る


ひさしぶりに暇な時間が続き　のんびりしたり
何かに急き立てられるように本を読んだりの
日が続いています

考えてみれば去年の今ごろも結構暇でした
この商売も季節があるんだな　と思うのですが
正月休みに仕事が来る事も多々あり
困ったもんですよ

一昨年の正月は一人でストーブを独占して仕事し
昼休みは机の下で弁当食べて休んでいましたね
来年の正月はどうなるんでしょう？

それでも振り返ってみれば暇な時にした事が
その後の仕事にプラスになって跳ね返ってくる事が多く
暇こそチャンスと思っています

バブル崩壊の頃　３ヶ月ぐらい仕事が無く
ぶらぶらしていた事がありました
アルバイトもしていました
その間は今思えばまさに失われた時間だったんですよね
アルバイトも大した稼ぎにはならなかったですしね
その頃に　Ｃでも本格的にマスターしておけば
少しは仕事にも反映できたろうけど　相変わらずＡＷＫ止まり

まあＡＷＫも悪い言語ではないのですが
昨日もＣＡＤで対応出来ないＤＲＣをＡＷＫでチェックをかけるように
しました
今度はＰＥＲＬで！と覚悟を決めていたのですが
頭の中のアルゴリズムはＡＷＫで出来ているので
打ち出すコードはすっかりＡＷＫです
まあ　いいか！　俺はプログラマーで飯を食っているのではないのだ
冶工具を作っているのだから　冶工具を作る工具を操作するために
本を読み直すのは嫌だな　と思ってしまうのです
ＡＷＫで大体実現してしまうので　なかなかＰＥＲＬに移行できないのです

ここ２週間でいろんな勉強や考えを持ちました

ＣＡＤ（ＤＲＥＡＭ）で部品配置を早くするために
ネットを読み込む時点でユニットセットする機能をつけてもらい
今までばんばん使っていました
それはそれで良いのですが
ＣＳｉで未対応という事もあり　ＤＲＥＡＭより売れている？
（本当のことは知らない）ＣＡＤでなぜ対応していないのか
考える事もありました
特にアナログ回路の場合部品配置でおおよその性能は決まってしまいます
やはり昔に戻って回路図面にメインルートを赤鉛筆でなぞり
それに沿って部品配置をしてみればどうかと考えたのです
基本に戻ってですね　今まではあまり回路図は見ないで
ラッツ優先で配置している傾向にありました

ネットを読む時点でユニットセットしなくても
テンキーで使う部品を呼び寄せ（これだけでも凄いと思う　ＣＳｉはコンボＢＯＸ
からのピックアップなので　考えるだけで使いずらいよな　とおもう）
部品を固めてからユニットセットしてユニット単位での移動をしていこうと
考えました
その考えで２点ほどやりました
特に納期的に問題を起した事もなく　まあまあ良い方向かなと思っています
ＣＡＤの機能に頼りすぎず　人間の手に少し戻したと（大袈裟！）

ＧＮＤプレーンに関して
今まではＧＮＤを完全なアースとの前提の元でＡ／Ｗを考えてきましたが
やはりそれは現実的でないな　と考えるようになりました
小さい基板の場合　ＧＮＤプレーンも信号のリターンパスで
バンバン揺れているのです
それを前提としてＡ／Ｗを考えねばなるまいと思うのです
ＧＮＤプレーンで基板を覆うようにするのはノイズ輻射を抑えると
考えてきました
しかし今とりかかっている基板はその考えを１８０度変えました
お客にもエンドユーザーにも直接会って自分の考えを伝え
それでやってみようと　了解を得たので　構想を進めようとしていますが
土壇場で基板製造の問題が出てきて　どうなるやら
少し心配で成り行きを見守っている状況です

それと新規のお客の仕事を先月したのですが
昨日連絡があり基板の部品実装にはなんの問題もなかったとの事でした
やはり高速基板の設計をしていても　こうゆう足元のところでの
確実性も必要というか絶対なのですね
いくら高速対応パターンニングをしても部品実装できなければ
問題になりませんからね
また　この点に関しては　人間の力以外に頼る要素はないのですね
お客の図面を正しく読み　過去の傾向から推察しての現在の図面の
正当性を判断したり（電源ＪＡＣＫと回路図のピンが正しかった事はまずないなど）
部品カタログを正しく見るなど　疲れる事ばかりです
問題もなくなりよりですが　次回もそうだと保証するものは
何もないのがつらいところです


１１月の売上は微々たるもんですが
お金に換算できない知識や信用を得る事は出来ました
それが何よりかな

         最初に戻る