ＳＳー２０、ＥＶＯＬＵＴＩＯＮからの取り込み
これを読まれる人のなかには ＳＳー２０やＥＶＯＬＵＴＩＯＮ
（以降ＥＶ）からデータを吸い上げたい人もいることでしょう
著者の環境にはＳＳー２０があり 自分自信でＥＶを
持っています また以前は某社のmicromozaic-2もあり
これらはＤＲＥＡＭへ吸いあがります
まずＳＳー２０からの場合 各部品につけられた部品番号は
そのままＤＲＥＡＭで読めます
ただし部品角度はＤＲＥＡＭなりの管理方法があるため
そのままでは 部品角度の欄が ー１でしゅつりょくされます
またＳＯＰの場合ＳＳー２０でのＦ．ＣＨＩＰが
そのままＰＡＤに変換され Ｓ．ＰＩＮもＰＡＤとして
残るので ＤＲＥＡＭで見た場合一つのＰＡＤに重複して
ＰＡＤがあることになります
Ｓ．ＰＩＮは直径０。０５のＰＡＤになるので
これを削除して部品を作りなおし
他の該当部品と入れ替える手間がかかります
もうひとつＳＯＰのレジスト用Ｆ．ＣＨＩＰはＤＲＥＡＭへ
読み込まれません おそらくシルク用に使ったＦ．ＣＨＩＰも
読まれないと思います
Ｆ．ＣＨＩＰはＰＡＤへ変換するという約束事があるので
やむを得ないでしょう
ＱＦＰのＰＡＤは大体０。４Ｘ２。０などを使うと思いますが
このＰＡＤのレジストは ０。８Ｘ２。２０などと
わざとおおきめにします
これが嫌ならレジスト層にパターンでレジストデータを
作ります
ちなみにＤＩＰ部品は問題ありません
穴径は正しく読めます
しかしレジスト径、内層の各径などはもともとＳＳー２０に
ないものなので 後できちんと設定する必要があります
ただこのＰＡＤ、ＶＩＡ、ＬＩＮＥの一括変換は
とても簡単にできます
ＰＡＤ、ＶＩＡの場合個々にサーマル設定が違うのですが
この項目は手をつけず その他のみをすばやく変えてくれます
画面右下 'ＤＡＴＡＬＩＳＴ'の中でできます
変えたい項目をピックー＞ＩＮＩＴ ＭＡＲＫー＞
ＣＨＡＮＧＥ でかえられます
ＳＳー２０等のＤＲＥＡＭ以外のデータベースを読む際
ＰＡＤ、ＶＩＡ、取り付け穴に関しては
個々の設定を要求するＰＡＤ ＤＥＦＩＮＥコマンドが
出ますが ＳＳー２０、ＥＶでは取り付け穴に関して
レジスト、内層逃げ径が正しく読まれないので
後で一括変換してください
内層サーマルはその情報が必ずしも正しく伝わらないので
サーマルマークをすべて削除して
正しいネットリストを読み込み ネットにもとずいて
サーマルをセットしてください
これはガーバーインと同じです
ＥＶに関してはもっと面倒です
ＥＶのデータはＳＳー２０で読み込み可能なＣＬ．ＢＩＮという
ファイルにします
このデータは各部品に部品番号が残っていないうえに
各部品はそのシルク番号とともにひとつの部品になっているので
結局のところすべての部品を入れかえる必要があります
それでも効率よくいこうとするとまず
すべての部品に部品番号を設定します 部品番号のみです
ＳＨＡＰＥ、ＣＯＭＰはつけなくていいです
次に 'ＲＥＦ ＣＨＡＲ'でＲＥＦ文字を発生させ
既にあるあたりに重ねて配置します
そして ＤＲＥＡＭでの部品をつくり 'ＬＩＢＬＯＡＤ'で
ＳＷＡＰしていきます
ＳＷＡＰすれば 部品と一体化していたシルク文字は消えて
いくので 文字の重複は解消されます
内層サーマルについては ＳＳー２０の読み込みと
同様の手段を講じてください
１回の操作で完璧に読み込めればいいのですが
なかなかそうは問屋がおろさないようで
関係ない話しですが 絶対移動を呼び出すキーコマンドと
相対移動のそれとＳＳー２０とＤＲＥＡＭでは
入れ代わっているのをご存じですか ｃ と ｄ ですが
作者に一度問い合わせた事があります
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